Antenna selector

 

 

概要


Logger32は以下の方法でアンテナを切替えることができます。

 

・ Transceiverが内蔵しているアンテナスイッチを制御する。この方法ではCATコマンドを使います。

・    外部のアンテナ切替器を制御する。この方法では、シリアルポート、或はパラレルポートを経由してアンテナ切替器を制御します。

・ Data Terminal Window、OTRSPプロトコル、或はmicroHAM機器を使ったシリアルポート経由の制御。


アンテナの指定はバンド、モードの設定テーブルで行います。(メインメニューからToolsをクリック、Setup Bands & Modes)



<シリアルポートを使う場合>

Antenna Selector windowでシリアルポートの設定を行います。

 

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Setup serial portをクリックします。

シリアルポートのパラメータを指定します。Change #ボタンをクリックして切替えるアンテナ数を指定、更に切替えるためのコマンドを指定します。左の矢印をクリックすればアンテナナンバが切替わり、そのアンテナナンバに対応するコマンドが指定できます。

 

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<パラレルポートを使う場合>

パラレルポートの使い方には次の2ツの方法があります。

 

・ Decimal型

最大8ケのアンテナを制御できます。LPTポートのPin2がアンテナ1、Pin3がアンテナ2、以下Pin9がアンテナ8に対応し、何れか1ツのPinがHighとなります。

 

・ Binary型

この場合はLPTポートのPin2、7、8、9が使用されて、最大15ケのアンテナの切替が可能です。(BCDコードによる)

 

図070を参照して下さい。


Pin14 (Radio switch) LEDは。Radio1/2の使用状態を表示します。緑はRadio1、赤はRadio2を示します。

Parallel port pin number LEDは、緑表示のPin#が使用中のPin、つまりAntenna positionを意味します。

 

メニューからConfigをクリックします。Parallel Port address windowでLPTポートのアドレスを指定します。通常は&H378、或いは&H278です。


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メニューからDefault Antennaをクリックします。Default Antenna Listからデフォルトで使用する特定のアンテナを指定します。Listの最下行は、Default to last selected aerialですが、例えばバンドプラン外の周波数に飛んだ時には、直前に使用していたアンテナを使用する場合にチェックします。


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メニューからAntenna nameをクリックします。Position#1〜#8のリストが表示されます。Position#1にTH6DXXが接続される場合には、#1をクリックしてTH6DXXと入力します。


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<Data terminal windowのシリアルポートを使う場合>


Data terminal windowを開き、メニューからModeをクリック、ANTENNA SELRCTORにチェックを付けます。


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アンテナナンバに対応したファンクションキーにマクロを書きます。例えば、


F1キー  $hexbytes FF 0A 00$ $ $hexbytes FF 01 01$   (全てのリレーをクリアして、#1リレーON)

F2キー  $hexbytes FF 0A 00$ $ $hexbytes FF 02 01$   (全てのリレーをクリアして、#2リレーON)  


Data terminal windowは必要最小限の表示にしたり、或は最小化しておくことができます。


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<ステータスバーへの表示>


ステータスバーのAntennaの上にマウスを置くと、例えば、Antenna selected #1:TH6DXXと表示されます。


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