ロギングのテスト

 

1. Logbook


初期状態ではLogbook32という名前のLogbookが用意されています。Logbookは異なる名前でいくつも作ることができますが、しばらくは初期状態で作られたLogbook32というLogbookを使います。

Logger32のフォルダを開きます。Logbook32は、Logbook32.admin.isdから、Logbook32.year.isdまでの27ケのファイルで構成されています。このなかで重要なファイルは、Logbook32.isd、Logbook32.isl、Logbook32.ismの3ツのファイルです。その他のファイルは補助的に生成されます。これらのファイルの中身を直接見ることは出来ません。

 

Logbookを空にする場合は、この3ツのファイルを削除します。

 

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2. 手動ロギング

 

紙に書き溜めたログ、或は一時的に紙にメモしたQSOを1件ずつLogger32にログする時に使います。

 

・ Logbook page windowの上で右クリックし、Add QSOをクリックします。

 

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・ 各項目を入力、チェックし、最後にAdd QSOボタンをクリックします。いくつかの項目には初期値が設定されていますが、紙ログを見ながら入力を進めます。情報がない項目はブランクにしておきます。Clearボタンをクリックすると、入力した内容がクリアされます。

 

・ Logbook page windowにはこのQSOが表示」されます。各項目がどのように表示されるか、確認します。Logbook page windowの項目の並び替え、項目名変更、不要な項目は表示しない等の設定については後述します。各項目の表示幅は、項目の境界を左右にドラッグすることで変更出来ます。

 

・ 時刻の重複入力

全く同時刻のQSOをログすることは出来ません。最低1秒進めてください。

 

3. リアルタイムロギング

 

QSOと同時に、直接リアルタイムでLogger32にログする時に使います。通常の運用は、この方法でログしてゆきます。

 

・ QSLの自動フラグ付け

QSL、LoTW、eQSLファイルの出力予約フラグをログと同時付けるか、どうかの設定です。

Logbook entry windowで右クリック、Setupをクリック、QSLing & QSO exportをクリックします。


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・ QSO開始時刻の自動設定

QSO開始時刻をどのタイミングにするかの設定です。

Logbook entry windowで右クリック、Setupをクリック、QSO Start timeをクリックします。


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・ Logbook entry windowに、Freq、Mode、Bandが正しく表示されちることを確認します。無線機でこれらを変えた時、正しく追従されることを確認します。

 

・ Logbook entry windowのCallsign欄に相手のcallsignを入力します。これは必須です。そのままEnterキーを押します。Logbook page windowのこのQSOが表示されます。各項目がどのように表示されるか、確認します。


・ Logbook entry windowに相手のcallsign、その他の項目、例えばName等を入力し、Enterキーを押します。Logbook page windowのこのQSOが表示されます。各項目がどのように表示されるか、確認します。

 

・ 周波数、モード等を変えながら、いくつかQSOをログし、Logbook page windowで確認します。

 

・ Logbook entry windowにcallsignを入力した時、

Previous QSO windowには、そのcallsignとの過去のQSOが表示されます。

Worked/Confirmed windowには、エンティティとのQSO状況が、バンド毎に表示されます。"W"は未コンファーム、"C"はコンファーム済を示します。

 

・ Logbook entry windowのCmnt、QTH、Addr欄は共用されますが、その右にある"..."ボタンをクリックすると切替えることができます。

 

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4. ADIFファイルのImport

 

他のロギングプログラムからexportされた、LogbookのADIFファイルをimportすることが出来ます。メニューのFileをクリック、Import Logsヲクリック、ADIF (.adi) fileをクリックします。

この機能は、Logbookが壊れてしまったような場合、新たに空のLogbookを作成、そこにバックアップされていたLogbookのADIFファイルをimportし、Logbbokを復活させるためにも使います。

 

ADIFファイルノパスを指定すると下図のような画面が表示されます。

 

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各オプションの意味は次の通りです。

 

Rebuilding the Logbook do not export data eQSL or ClubLog: 

eQSL、或いはClubLogにLogbookをuploadしている場合、重複uploadを避ける時はチェックします。

 

Use the QSO Mask: 

Name、QTHフィールド等を前のQSOデータからcopyする場合にクリック

 

Flag QSOs with no DXCC: 

DXCCフィールドの無いレコードを”Not valid for DXCC”として扱う場合にチェック

 

Ignore PFX Field: 

WPXの判定にLogger32のルールを使う場合にチェック

 

Import Contest logs: 

コンテストログをimportする場合にチェックします。Contest_ID欄にコンテスト名が取り込まれます。

 

Add IOTA numbers:

IOTAナンバを自動付加する場合にチェック(IOTAレコードが無く、かつLogger32が自動判別可能な場合)

 

Flag QSO for QSL export file:

importする全てのQSOデータにQSL印刷のフラグを付ける場合にチェックします。(eQSL、LOTWも同じ)


Startボタンをクリックします。もしLogbookが空で無ければ下図のようにワーニングメッセージが表示されるので、念のためLogbbokをバックアップします。


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Iportが終了した時、下図のようなメッセージが表示されます。何かエラーがあった場合、そのQSOはimportされず、その内容がLogger32のフォルダに、BAD.adiとして記録されます。BAD.adiをメモ帳で開き、エラーを修正し、それをGOOD.adiとして保存します。GOOD.adiをimportします。


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