Rotor
1. 概要
Logger32は9ケまでのRotorを制御することができます。各バンドでどのRotorを使うかはSetup Bands and Modesで設定します。
アンテナの方位角はRS232CポートのTxDラインを介して、ホットキー、マクロ、或いはマウスクリックにより制御します。
更に、Logbook Entry
WindowのCallsign欄にPrefix、或いはCallsignが入力されるとその方位角が得られますが、Logger32はこの方位角をRotorに送ります。
2. Support Rotors
Logger32は次のローテータをサポートしています。
Alpha Spid (DCU-1プロトコル)
EA4TX ARS
Green Heron Engineering RT-20 (DCU-1プロトコル)
HyGain DCU-1
ProSis Tel C
ProSis Tel D
Idiom Press RotorCardDXA
Idiom Press RotorCardSDX
Idiom Press RotorEZ
Yaesu GS-23 (GS-232)
Yaesu RC28000シリーズ (M2 Rotor)
Zelpro SAK-232
Easy Rotor Control ERC-M
3 Rotor Serial port setup
メニューから、Setupをクリック、更にRotor Setupをクリックします。
3-1 Rotor Selection
先ずRotor #を選択し、その後その他のハパラメータを指定します。"Select the rotors that you want to follow
rotor 1"では、常にrotor 1に同期させたいrotorにチェックします。必要に応じて手動で同期させたい場合は6-6項をご覧ください。
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3-2 Handshaking
インターフェース電源をRTS/DTRラインから供給する場合には、Set DTR high、或いはSet RTS highにチェックをつけます。
3-3 Rotor Correction
アンテナの方位角は真北を基準に算出していますが、場合によってはRotor Correctionに補正角度を指定します。
3-4 Hot Key
CTRL_A(ショートパス)、ALT_A(ロングパス)はフォーカスがどのwindowにあっても有効です。
3-5 Rotor Presets
あらかじめ最大10方向をプリセットし、メニューから呼び出すことができます。任意のプリセットをクリックすればその方向にRotorが回転します。
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3-1項の”Home antenna at this heding”はアンテナの”ホームポジション”を示す方向です。メニューから項目を選んでクリックするか、ショートカットキー(CTRL+H)を押せばRotorがこの方向に回転します。
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4. Rotor Debug
Show rotor debug windowにチェックを入れるか、Status BarのRotorを右クリックしShow rotor debug
windowをクリックすればRotor debug windowが表示されます。
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5. Opening and Closing the rotor port
ステータスバーrのRotorをクリックし、Open port、或いはClose portをクリックします。
5-1 Rotor port status
ステータスバーのRotorの上にマウスを置けばステータスが表示されます。
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6. Methods of Rotating the Antenna
実際にRotorを回すには以下のいずれかの方法によります。
6-1 Logbook Entry Window – Hot Keys
Logbook Entry WindowのCallsign欄にCallsignを入力します。
Ctrl+A ショートパス方向にを回す
Alt+A ロングパス方向に回す
6-2 マウスクリック
ステータスバーのRotorを右クリックします。
Change antenna direction SPをクリック
ショートパス方向に回す
Change antenna direction LPをクリック
ロングパス方向に回す
或いは
ステータスバーの左端にマウスを置きクリック ショートパス方向に回す
ステータスバーの右端にマウスを置きクリック ロングパス方向に回す
6-3 マクロ
フォーカスがSound Card Data Window、CW Machine、或いはData Terminal Windowにある場合、次のマクロが使えます。
$rotor$ ショートパス方向に回す
$rotorlp$ ロングパス方向に回す
6-4 Tracking Window
Rotorは、フォーカスがTracking windowにあれば地図上のマウスクリックでも制御することが可能です。(但しSatellite
windowを除く) 地図上にはRotorの目標方位、Rotorの回転方位を示すラインが表示されます。勿論、Rotorが正しく設定されていること、或いはサポートソフトウェア(例えばEA4TX
ARS システム)が起動されていないといけません。
地図上にマウスを置くと目標方向が赤のライン(初期値が赤、自由に設定可能)で表示されます。更にマウスを左クリックするとショートパス、右クリックするとロングパス方向にRotorが回転し、実際のRotor回転方位が黒いライン(初期値が黒、自由に設定可能)で表示されます。Rotor回転方位はRotorポートのRxDラインを経由してLogger32に取り込まれます。下図は表示の例です。
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6-5 Turn on DX spot click
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このオプションにチェックしておくと、次のタイミングでRotorを相手方向に自動回転します。
・ Logbook entry windowにcallsignを入力し、フォーカスを他のフィールドに移動
・ DX spot windowでDX spotをクリック
・ BandMapでDX spotをクリック
・ CW machineにcallsignを入力し、フォーカスを他のフィールドに移動
・ Soundcard data windowでcallsignをクリック
6-6 2ツのRotorの同期
それぞれのRotorを設定します。
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この例では、Rotor 1とRotor 2が設定されています。Band&Modeの設定では、10mはRotor-1、12mはRotor-2としてあります。
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現在のBandが10mの場合はRotor-1が使われています。その場合、ツールバーのRotorをクリックすると次のように表示されます。Sync Rotor 2 to Rotor 1 at xxxをクリックすればRotor 2がRotor 1と同じ方向に回転します。
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現在のBandが12mの場合はRotor-2が使われています。そその場合、ツールバーのRotorをクリックすると次のように表示されます。Sync Rotor 1 to Rotor 2 at xxxをクリックすればRotor 1がRotor 2と同じ方向に回転します。
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6.7 ディジタル方位window
Tracking windowの任意のタブ上でマウスを右クリック、Show digital headingにチェックします。
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ディジタル方位window上(文字上)でマウスを右クリック、教示のさせ方をカスタマイズすることができます。
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