Virtual SteppIR Controller (VSC)
1. 概要
SteppIR自体には次の機能があります。
1) コントロールパネルのボタン操作により周波数/バンド、 指向特性の切替
2) Transceiver Interfaceが実装されていれば、
a. 無線機から周波数データを受信し50KHz毎にエレメント長を調整
b. VSCのような外部プログラムと通信することができます。コントローラは周波数/指向特性設定コマンド、ステータス要求コマンドを受信、ステータスデータを外部プログラムに送り返します。
VSCは殆どの標準コントローラ(Original Controller)、及びSDA100コントローラをサポートしています。VSC は使用するアンテナ、使用するバンドの設定によって必要な表示をします。上はYagi、20m〜6mを選択した場合、下はVertical、80m〜6mを選択した場合の表示です。
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接続
コントローラのData OutポートとPCのシリアルをクロスケーブルで接続します。
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設定
メニューのSetupをクリックします。
1) Port setup
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2) Polling interval setup
最初は1000ms としてください。
3) Freq/Band setup
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a. Lower band edge and Upper band edge
これらの周波数はVSCのバンドボタンの緑表示をオンにするかオフにするかの判定に使われます。
b. Select frequency to use when changing bands
バンドボタンをクリックした時にコントローラに送り出される周波数です。コントローラは、ここで設定した周波数に一番近いセグメント、例えば20mバンドであれば14.000、14.050、14.100MHz等の特定の周波数に変換しエレメント長を調整します。
c. Show
使われるSteppIRが運用できるバンドにチェックします。チェックしたバンドボタンのみがVSCパネルに表示されます。
d. Load Default
デフォルトの周波数に全てを戻します。
4) SteppIR controller/antenna type
使用するアンテナを選択します。SDA100コントローラを使う場合はチェックします。
5) Fine tuning increment
Up/Downボタンをクリックした時の周波数変化量を指定します。
6) Default Autotrack setting
a. On connect turn autotrack on
VSCを開いた時、AutotrackをONにします。
b. On connect turn autotrack off
VSCを開いた時、AutotrackをOFFにします。
VSCの使い方
a. ツールバーのVSCアイコンをクリックして、VSCを開く
b. バンド切替はバンドボタンをクリックします。“use freq from Logger32” にチェックが付いている場合は、周波数が変化する毎に新しい周波数がコントローラに送り出されます。(VFOダイアルを回す、バンドを切替える、DX Spotをクリックする等)
c. Yagiを使っている場合、Norm/Bi/180をクリックすれば指向特性が切替ります。Vertical を使っている場合、Norm/3/4をクリックすれば指向特性が切替ります。
d. Up/Down 矢印ボタンをクリックすると設定された変化量で周波数をup/downします。
e. “Send Band change to Logger32”にチェックが付いている場合は、VSCのバンドボタンを押せば周波数データがコントローラに送られるだけでなく、Logger32/無線機にも送られ、バンド切替をしてくれます。