QSL印刷の具体的な手順
Aki Yosida JA1NLX
私が現在使っているQSL印刷の具体的な設定手順を紹介します。
<QSLカード上にQSOデータを直接印刷>
・ QSLカードの表(裏)は、別途Word等で作り印刷する。
・ LogPrintは、このQSLカードの所定の位置に直接QSOデータを印刷する。
・ 1枚のQSLカードには複数のQSOデータを印刷する。
1. ラベル用紙の設定
この例では、ラベル用紙はQSLカードそのものとして、1枚の用紙に1ツのQSLカードを印刷できるように設定します。QSLカードの大きさは140x90m/mとします。
Number Across: 用紙上のラベルQSLカードの横方向枚数
Number Down: 同じく縦方向枚数
Horizontal Pitch: QSLカードの長さ (インチ
Vertical Pitch: QSLカードの幅 (インチ
Top Margin: 本来は、用紙上端からラベル上端までの長さ (インチ この例では、印刷位置を大まかに決めるために使っている。使うプリンタ、給紙方法の違いで調整する必要がある。
Left Margin: 用紙左端からラベル左端までの長さ (インチ
枚数以外はあまり神経質に考えることはありません。QSLカードへの印刷位置は次のラベルのデザインで決めます。
2. ラベルのデザイン
QSLカードに印刷するイメージは下図のようなものです。青い点線は実際のQSLカードの大きさを表しています。
このように印刷させるためのラベルデザインは下図のようになります。
印刷する項目は最大で15ケありますが、本例では、Field 4、5、7、8、9.10、11、12、13を使います。これもたまたまこんれらのFieldを使っているだけで、その使い方は任意です。以下、各Filedの具体的設定を示します。
Field 4は、Confirming QSO withを印刷するための設定です。この位置が以降の各Field設定の基準となります。Field 4のChangeボタンをクリックします。Horizontal、Verticalの値はTop、Left marginからの距離となります。(インチ
このFieldは単にテキストの印刷を指定するので上から2ツ目の入力欄にそのテキストを指定します。フォントはChange Fontをクリックして指定します。
最後にApplyボタンをクリックします。
Field 5は、相手のcallsign、この例ではE6XGを印刷するための設定です。Logger32からexportしたADIFデータに含まれるCALL フィールドの内容を印刷します。ADIF Field欄でCALLを選択します。以下同じですが、各Fieldで印刷したい内容、横位置、縦位置、フォント等を指定します。
Field 7は、Date ~ Mode、項目を印刷する設定です。
Field 8は、QSO_DATE
Field 9は、TIME_ON
Field 10は、BAND
Field 11は、RST_SENT
Field 12は、MODE
Field 13は、TNX
Nbr QSL Lines per Labelは、1枚のQSLカードに印刷する最大QSO数です。余裕があればいくつでもOKです。Field8~Field 12については、This field is repeated in Multiple QSL formatにチェックを付けておく。
Dx Next QSL Lineは、印刷するQSO間の距離です。(インチ
各Fieldの設定の際、Previewボタンをクリックすることにより印刷位置を確認することができます。但し最終的には実際に印刷しながら、特に印刷位置を調整します。
3. 印刷
a. Logger32からQSL Fileをexportします。
b. LogPrintでは、あらかじめQSL Fileのパス、プリンタのパスを設定しておきます。
c. Custom 1にチェックします。(Custom 1で設定したので)
d. 印刷アイコンをクリックします。
<市販のA4ラベル用紙にQSOデータを印刷する>
・ 市販の横3枚、縦7枚nA4サイズのラベル用紙に印刷する。
・ 1枚のラベルに複数のQSOデータを印刷する。
1. ラベル用紙の設定
あらかじめ用意されているラベル用紙を使うこともできますが、ここでは任意に設定します。(Custom Label Sheet Setup)
2. ラベルのデザイン
上の例と基本的に同じです。
3. 印刷
1枚のラベル上への印刷例
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