CW Machine Window
CW Machine Window
WSJT-S/JTDXを開く時、もしCW machine windowが開いている場合、CW machine windowは自動的に閉じられます。もしWSJT-X/JTDXが開いている時、CW DX spotがクリックされた場合、WSJT-X/JTDXが閉じられるとCW machine windowが自動的に開きます。
WSJT-X/JTDXが開いている場合、ツールバーのCW machine windowをクリックすると、WSJT-X/JTDXは閉じられ、CW machine windowが開かれます。
CW machineは、PCのシリアルポート、或いはパラレルポートを経由してRigのCWキーを制御します。また、最大48のボタンにマクロを設定することが可能です。ToolバーからCWボタンをクリックします。
Config
WinKey/WinKey2/Software
Logger32内臓のキーヤーを使用する場合はSoftwareを、外部キーヤーを使用する場合にはWinKey又はWinKey2をクリックします。
Softwareを選択した場合のLED表示は、左が内臓keyerのマクロメッセージ゙送出中が緑、右はPTT On中が緑。タイトルバーには"Software"が表示されます。
WinKey又はWinKey2を選択した場合は、左がLogger32とwinkeyが接続された時が緑、未接続が赤、また右側はアイドル状態が赤、CW machineのマクロメッセージ送出中が緑、winkey内蔵のメモリメッセージ送出中が橙、パドルから送出中が青となります。タイトルバーには、"WinKey"、或いは"WinKey2"が表示されます。
選択するキーヤーによりKeyer setup画面が異なります。
Appearance: 送信テキストwindowのフォント、色、背景色を設定します。またINSキーの用途を指定することも出来ます。
Serial # Preference:ゼロの送信の仕方を選択します。
Keyer setup (Software)
内蔵キーヤーの設定を行います。
・ Serial port address、Parallel port addressには、使用するポートのアドレスを指定します。
・ パラレルポートを使用する場合は、Use parallel port for CWをチェックします。
・ シリアルポートを使用する場合は、Use shared serial port for CW(他と共用)、或いはUse dedicated serial port for CW(専用)のどちらかをチェックします。
・ PTTを使用する場合は、PTT on selected portをチェックします。
・ Keying speedツマミで速度を設定します。右へ行くほど高速になります。
・ 必要ならばWeightingを調整します。(A word space、A letter space、A dash、 Weight バー) (注意)WeightバーはLogger32 ver3.32.0以降導入
Weightバーについて
デフォルトでは0%で、DITが50ms、Spaceが50ms、DAHが150msと想定した場合、+10%にすればDITが60ms、Spaceが40ms、DAHが160msとなります。
また、+25%にすればDITが75ms、Spaceが25ms、DAHが175msとなります。この設定方法はK1ELのWinKeyと同じです。
・ TX delayは送信開始からキーの立ち上がりまでのディレーを指定します。
・ Slow typing オプションにチェックを入れた場合、送信バッファが空になっても送信から受信への自動切替は行われません。送信から受信へ切替は次の何れかの操作によります。 a. Abortをクリックする
b. ESCキーを押す
c. $receive$マクロを実行する
immediate abortにチェックするといつでも即受信に切り替わります。
・ 設定を完了するにはApplyボタンをクリックします。
パラレルポートを使用する場合
この場合は正しいポートアドレスを指定するだけです。
シリアルポートを使用する場合
2ツのやり方を選択できます。
1) PTT制御、CWキーヤーに専用のポートを使う場合
a. プルダウンメニューからcommポートを指定します。
b. PTT on selected portをチェックします。
2) 共有ポートを使う場合
CWポートは、Radioポート(シリアル)、Rotorポート(シリアル)、アンテナポート(パラレル)の何れかとポートを共有することが出来ます。
Radioポート(シリアル)と共有する場合は、
1 Use the shared serial port for CWをチェックします。
2 Radioポートと同じcommポートを指定します。
Rotorポート(シリアル)と共有する場合は、
1 Use the shared serial port for CWをチェックします。
2 Rotorポートと同じcommポートを指定します。
アンテナポート(パラレル)と共有する場合は、
1 Use the parallel port for CWをチェックします。
2 アンテナポートと同じパラレルポートアドレスを16進で指定します。
CW KeyingとPTT
RTS、DTRの使い方を選択することができます。
Keyer setup (WinKey、WinKey2)
詳細はwinKeyインターフェースマニュアルを参照して下さい。K1ELのWinKeyチップが搭載されているK1ELのWKmini、WKUSBーSMT、WK3serial、microHamのCWKeyer、G4ZLPのCW Keyer等が利用できます。下図はWinKeyモードの場合のsetup画面です。
Assign Insert key, Space key, Enter key
それぞれのキーをFn、ALT+Fn、CTRL+Fnに割り当てることができます。
View
マクロに割当てるファンクションキーボタンの表示の有無、Toolバーの表示の有無等を設定します。
ボタン等の形状をmicrosoft 3Dスタイルではなく新型で表示する場合は、Show Controls in Microsoft 3Dのチェックを外します。
Keying
Auto:送信バッファに入力されると直ちに送信を開始します。
Manual:送信開始は、MenuバーのTXをクリックによります。
Enable keyboard sending:キーボードからのタイピングで送信する場合にチェックします。
Dedicated serial Port:ConfigメニューでDedicated Serial Port for CWにチェックした場合は、これにチェックします。
Abort
クリックすると直ちに送信を止め、同時に送信バッファをクリアします。
マクロの設定
マクロを割当てる、或いはホットキーに割当てるファンクションキーの位置でマウスを右クリックします。基本のファンクションキーは上段のF1、F2、、、、F12に対応し、ALT+Fnが中段、CTL+Fnが下段のボタンに対応します。
上段の大きなwindowには、マクロ或いはホットキーの内容を書きます。下段は、ボタンのテキスト文字、背景色(Forecolor、Backcolor)、マウスをボタンの上に置いた時の文字色、背景色(Mouseover Forecolor、Mouseover Backcolor)を指定します。
Greeting macro
$greeting$が、この設定テーブルの文字列に変換されます。
マクロコマンド
$band$ Logbook Entry Windowから得るバンド情報
$bookmark$ 擬似スポット”を挿入
$call$ Logbook Entry Windowのcallフィールド情報
$callsignbeforeclearlog$ $clearlog$$callsignbeforeclearlog$ QSO B4 TU QRZは、K4CY QSO B4 TU QRZを送出しますが、K4CYを送出後にLogbook entry windowをクリアします。
$clear$ 送信バッファとcallパネルのクリア(Manual TX時のみ)
$clearlog$ Logbook Entry Windowのクリア
$cleartxbuffer$ 送信バッファのクリア
$command$
$cwspeedup$ キースピードアップ 2ms
$cwspeeddn$ キースピードダウン 2ms
$greeting$ 前述の通り
$hexcommand$
$log$ Logbook Entry WindowのQSOデータを保存
$logimmediate$ QSOデータ保存と送信バッファのクリア
$loop$ 5秒遅れでのマクロ繰り返し
$mouseTF-Set$ TS1;、或いはTS0;を送る。(TS590、TS990のみ)
$mycall$ 現在オペレータのCall
$name$ Logbook Entry WindowのNameフィールド情報
$receivedrst$ Logbook Entry WindowのRST Rcvdフィールドの内容を送出
$reset$ シリアルポート、パラレルポートのリセット
$rotor$ Logbook Entry WindowのCallフィールド情報で計算された方向にRotorを回転. ショートパス
$rotorlp$ ロングパス
$sentrst$ Logbook entry windowぼRST Sentフィールドの内容を送出
$sentrstn$ 数字9をNに変換して送出
$serialnum$ 現在のシリアルナンバ送出
$serialnum-1$ 1ツ前のQSOに対応するシリアルナンバを送出
$speed+$ テンポラリにキースピードアップ (注)
$speed-$ テンポラリにキースピードダウン (注)
$TF-Set$ TS1;、或いはTS0;を送る。(TS590、TS990のみ)
$tune$ MenuのTune on/offに相当
$winkeymergedletters$ Winkeyモードでのみ有効で、連続させたい文字列の前に記述。
例: $winkeymergedletters$BT、$winkeymergedletters$AR等
(注) このマクロはSoftwareモード、及びWinKey/WinKey2モード、どちらでも制約なしに使うことができます。$speed+++$ 5NN $speed---$のような使い方も可能です。
特殊な符号
“/” - . . - .
“.” . - . - . -
“,” - - . . - -
“:” - - - . . .
“?” . . - - . .
“-“ - . . . . –
“’” . - - - - .
“(“ - . - - . .
“)” - . - - . –
“@” . - - . - .
“$” . . . - . . –
“;” . - . –
“<” . - . - .
“>” . . .- . –
“=” - . . . –
“+” . - . - .
“&” . - . . .
“!” . . . - .
Call入力欄:Logbook Entry WindowのCall欄と相互に内容を転送しあいます。
Previous Call表示欄:CW Machineで過去に使ったCallの履歴を表示します。一度CW Machineを終了すると、それまでの履歴は全てクリアされます。
SerialNumber入力欄:受信シリアルナンバを入力します。数字以外の文字も使用できます。このフィールドもLogbook entry windowのSRXフィールドと相互に内容を転送しあいます。
Free入力欄:デフォルトではLogbook Entry WindowのName欄と相互に内容を転送しあいます。しかしLogbook Entry WindowのユーザーフィールドのADIF名と関連付けて使用することができます。以下にIOTAのリファレンスナンバと関連付けて使用する場合の例を示します。Logbook Entry WindowのSetup user Field #3でこのフィールドをIOTAに使い、更にCW Machine WindowのFree欄と関連付ける設定をします。
この時のLogbook Entry Windowです。
更にCW Machine Windowの表示です。
Software Keyerの特殊マクロ
例えば、SP2〜EWQのように”〜"を挿入すると、50%長くスペースが挿入されます。
特殊キー
PgUp、PgDn Speed upとSpeed down
↑、↓ 送信テキストwindowとcall欄のフォーカス移動
TAB Call欄、Serial Number欄、Name欄のフォーカス移動
その他、Logbook entry windowで使える全てのショートカットキーが使えます。
最終更新時刻:2022年12月31日
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