マクロ
Sound Card Data Window、Data Terminal Window、CW Machineにはユーザーが任意に定義できる、最大49のプログラマブルボタンが備えられています。各ボタンにはマクロ、テキストを割り付けることが出来ます。
<割当ての手順>
割当てるボタンを右クリックします。
Button Captionに、例えばCW-IDと入力します。同時に下段左の窓にCW-IDが表示されます。これはボタンへの表示となります。
次にボタンの色表示に関する設定です。
Back color ボタンの背景色です。
Fore color ボタンの文字フォント、色を設定します。
Mouseover Back color マウスをそのボタンの上に置いた時の背景色です。
Mouseover Fore color マウスをそのボタンの上に置いた時の文字フォント、色を設定します。
以上の設定を確定する場合はOKボタンをクリックします。
<マクロと使用可能なモード>
$afc$ AFC ON/OFF
PSK, RTTY, MMVARI
$align$
PSK, RTTY, MMVARI
$ascii(n)nnn$
キーボードからは遅れないキャラクタのASCII code ((n)nnn)を送信バッファに送る。
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$band$
Logbook Entry Windowに表示されているBandを挿入
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$bookmark$
擬似スポットを挿入します
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$call$
Logbook Entry WindowのCallフィールドの内容を挿入
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$callsignbeforeclearlog$
Logbook entry windowをクリアする前にcallsignを送出
CW, PSK, RTTY, Data, MMVAR
$CancelScrollLock$
RX windowのスクロールロックをキャンセル
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$clear$
CW MachineがManual TXモードの時、送信バッファをクリア
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$clearbuffers$
送信、受信バッファをクリアする。但し送信から受信への切替は行わない
PSK, RTTY
$clearlog$
Logbook Entry Windowをクリアする
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$cleartxbuffer$
送信バッファをクリアする。
CW, PSK, RTTY
control_<x>
TNCに制御コードを送る
Data
$closeslaveport$
RCP
$command$
$commandに続く文字列をRigに送る。例 $command 14000.123 cw$
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI]
$cw$
例 $cw$ ja1nlx CWでja1nlxと送信し、受信モードに切替える
PSK, MMVARI
$cwid$
CW IDを送信し、受信に切替える
PSK, MMVARI
$CWspeeddn$
CW speed Down (この設定は、次回CW Machine Windowを開いた時も保持されます)
CW
$CWspeedup$
CW speed UP (この設定は、次回CW Machine Windowを開いた時も保持されます)
CW
$delay$
TNCへの文字送出を250ms止める
Data
$down$
AFC Offの時、メイン passbandを1 Hz下げる
PSK, MMVARI
$endtime$
現在時刻をQSO終了時刻として保存する
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$escape$
TNCにESC キャラクタ (chr$(27))を送出する
Data
$file$
$file$C:\LOGGER32\MYFILE.TXTと記述した時, MYFILE.TXTの内容を送信バッファに送る
PSK, RTTY, Data,MMVARI
$greeting$
Logbook Entry WindowのCallsign欄に入力された相手のローカルタイムを判読し、あたかじめ設定したテキストを送出する。
CW、RTTY、Data、MMVARI
$hexcommand$
$hexcommandに続く16進コマンドをRigに送る。例 $hexcommand 1a$
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$lastloggedcallsign$
直前のQSOのcallsignを送信バッファに送る
PSK、RTTY、Data、MMVARI
$lastloggedname$
直前のQSOのnameを送信バッファに送る
PSK、RTTY、Data、MMVARI
$lastqsoband$
直前の QSOのバンドを送信バッファに送る
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$lastqsodate$
直前のQSO の日付を送信バッファに送る。(Logger32で設定したフォーマット)
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$lastqsotime$
直前のQSO 時刻を送信バッファに送る。(Logger32で設定したフォーマット)
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$lastqsomode$
直前のQSOのモードを送信バッファに送る
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$log$
QSOをログします。但し単独では使用出来ません。文字列に組み込んで使用します。
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$logimmediate$
QSOをログし、バッファをクリアする
CW, PSK, RTTY, MMVARI
$longdate$
現在日付を送信バッファに送る。(フォーマットはdd-mm-yyyy UTC)
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$longdateandtime$
現在日時を送信バッファに送る。(フォーマットはdd-mm-yyyy, hh:mm:ss UTC)
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$longtime$
現在時刻を送信バッファに送る。(フォーマットはhh:mm:ss)
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$loop$
設定した秒数後にマクロを再送出する
CW, PSK, RTTY, MMVARI
$mouseTF-Set$
TS590、TS990のみ対応 TF-Setの状態によりTF1;、或いはTF0;を送る。マウスボタンの押しっぱなし、或いはファンクションキーの押しぱなし、離せば前の状態に戻る。
CW、RCP、MMVARI、MMTTY Note 6
$mode$
Logbook Entry Windowに表示されているモードを送信バッファに送る
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$mycall$
現在のオペレータのCallを送信バッファに送る
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$name$
Logbook Entry WindowのNameフィールドの内容を送信バッファに送る
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$net$
Net On又はOffにする
PSK, RTTY, MMVARI
$numqsos$
QSOナンバを送信バッファに送る
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$openslaveport$
RCP
$qsx+/-nnnn$
無線機 の周波数を指定した周波数分+/−する。指定は nnnn Hz (例)$qsx-2000$は、 2 kHzだけ周波数を低くする。 $qsx+1500$ は、1.5 kHzだけ周波数を高くする。
PSK, RTTY, MMVARI
$qsy(nn)nnn.(nn)$
無線機の周波数を指定した周波数に変える。例 - $qsy7070$ or $qsy14070.22$
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$qth$
Logbook Entry WindowのQTHフィールドの内容を送信バッファに送る
PSK, RTTY, MMVARI
$radioandtone$
PSKモードの場合、RF中心周波数に戻す。(キャリア周波数+Audioトーン周波数) RTTYモードの場合、MarkトーンのRF周波数に戻す。(キャリア周波数+Markトーン周波数)
PSK, RTTY, MMVARI
$Radio1Offset xxxxx$
Radio1とトランスバータとのオフセット周波数を指定 xxxxxはオフセット周波数(KHz)
RCP
$Radio2Offset xxxxx$
Radio2とトランスバータとのオフセッチ周波数を指定 xxxxxはオフセット周波数(KHz)
RCP
$radiofreq$
無線機をRFキャリア周波数に 戻す
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$radiocontrolpanelmacroxx$
CW machine、或はSoundcard data windowのマクロボタンナンバをxxで指定し、マクロ実行 (Main RCPに対しては1~36、SO2V/SO2R RCPに対しては37~72)
CW、RTTY、MMVARI
$receive$
無線機を送信から受信に切替える
PSK, RTTY, MMVARI
$receivedrst$
Logbook Entry WindowのSent(RST)の内容を送信バッファに送る
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$receivedrstn$
数字9をNに変換して送出
CW
$receivedgrid$
Logbook Entry WindowのGrid Squareフィールドの内容を送信バッファに送る
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$reset$
CW Keyingに使用しているパラレルポート、或いはシリアルポートをリセットし、PTTをOffにする Note-2
CW
$rotor$
Logbook Entry WindowのCallフィールドに入力されたCallにより計算された方向にRotorを回転する。Logbook Entry Windowにフォーカスがある場合のCTL+Aと同じ。 ショートパス
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$rotorlp$
ロングパス
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$rttybpfoff$
受信bandpass filterを offにする
RTTY
$rttybpfon$
受信bandpass filterを onにする
RTTY
$rttyfigures$
RTTY モードをFigures modeにシフトする
RTTY
$rttyletters$
RTTYモードをLetters modeに切替える
RTTY
$rttymarkfrequency$
RTTY Mark 周波数に戻る
RTTY
$rttynormal$
RTTYモードをnormal shift (LSB)に切替える
RTTY
$rttyreverse$
RTTYモードをreverse shift (USB)に切替える
RTTY
$rttysetup$
MMTTY setup dialog boxを表示する
RTTY
$rttyshift$
RTTY Shiftを戻す。 (normal or reverse)
RTTY
$rttysquelchoff$
RTTY Squelchを offにする
RTTY
$rttysquelchon$
RTTY Squelchを onにする
RTTY
$rxtonefreq$
Mark tone をSound Card Data Windowのステータスバーに表示された周波数にする
PSK, RTTY, MMVARI
$selcal$
SECALフィールドの内容を送信バッファに送る
Data
$sentrst$
Logbook Entry WindowのSent(RST)フィールドの内容を送信バッファに送る
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$sentrstn$
CW
$serialnum$
シリアルナンバを送信バッファに送る
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$serialnum-1$
シリアルナンバ-1 (1ツ前のQSO)
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$shortdate$
現在日付を送信バッファに送る。(フォーマットは dd/mm/yy UTC)
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$shortdateandtimne$
現在日時を送信バッファに送る。(フォーマットは、dd/mm/yy hh:mm UTC)
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$shorttime$
現在時刻を送信バッファに送る。(フォーマットは、hh:mm UTC)
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$simplex$
$qsx$ の後、simplexモードを保持する
PSK, RTTY, MMVARI
$speed-$
一時的にCWスピードを遅くする。(次回CW Machineを開いた時は元の設定値に戻ります)
CW
$SlavePortOpen$
RCP
$SlavePortClose$
RCP
$speed+$
一時的にCWスピードを早くする。(次回CW Machineを開いた時は元の設定値に戻ります)
CW
$starttime$
QSO 開始時刻としてログに保存する
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$stx$
Logbook Entry Windowのstxフィールドの内容を送出する
RTTY, Data, MMVARI
$srx$
Logbook Entry Windowのsrxフィールドの内容を送出する
RTTY, Data, MMVARI
$TF-Set$
TS590、TS990のみ対応 TF-Setの状態によりTF1;、或いはTF0;を送る。、アウスクリック、或いはファンクションキーを押す
Note 6
$tncdate$
現在日時(UTC)をTNCに送る。(フォーマットは、yymmddhhmmss)
Data
$toggleradios$
CW, PSK, RTTY, Data, MMVARI
$transmit$
送信Onとして、送信バッファの内容が送出される
PSK, RTTY, MMVARI
$twohexbytes xx xx xx$
Data
$up$
AFC Offの場合、メイン passband を1 Hz高くする
PSK, RTTY, MMVARI
$upperorlower$
USB modeならば、+、LSBモードならば、−
PSK, RTTY, MMVARI
$version$
Logger32のバージョンナンバを送信バッファに送る
PSK, RTTY, Data, MMVARI
$winkeymergedletters$
WinKeyモードで有効で、特殊は連続文字を送出
CW 例: $winkeymergedletters$BT、$winkeymergedletters$AR
[
RTTY diddleを offにする。Tx WIndow.へのタイプインも有効
RTTY
]
RTTY diddleを onにする。Tx WIndow.へのタイプインも有効
RTTY
モードマクロ
$mmvarimodexx$
RTTY、MMVari
MMVariで使えるモードは以下の通りです。xx=0,1,2,3....
GMSK MBCS 0
FSK MBCS 1
FSK-W MBCS 2
BPSK31 MBCS 3
BPSK63 MBCS 4
BPSK126 MBCS 5
BPSK31 6
BPSK63 7
BPSK125 8
RTTY_L 9
RTTY_U 10
MFSK_L 11
MFSK_U 12
QPSK_L 31 13
QPSK_L 63 14
QPSK_L 125 15
QPSK_U 31 16
QPSK_U 63 17
QPSK_U 125 18
Note 2: 独立したマクロとして使用します。文字列との組合せは出来ません。
Note 3: CWで使用するAR, SK, BK,等は文字間に“^”を挟みます。例 A^R, S^K.
Note 4: マクロコマンドは、プログラマブルボタンに割付けて使用します。送信バッファに直接入力して使用することは出来ません。
Note 6: このマクロは、Radio設定テーブルで、Check to enable Kenwood TF-SET state pollingにチェックを付ければ有効になる。$mouseTF-Set$のファンクションキー動作はCW machine、或いはSoundcard data windowにフォーカスがある時にのみ正常となる。
次のZakanakaのマクロはLogger32では名前が変わりました。
$myrst$ to $receivedrst$
$hisrst$ to $sentrst$
初期のLogger32で使用された次のマクロは名前が変わりました。:
$bpsk, $qpsk ans $qpsk-i to $bpsk31$, $qpsk31$, $qpsk31-i$, $bpsk63$, $qpsk63$ or $qpsk-i63$.
いくつかのMMTTY で使用されているマクロがSound Card Data Windowで使用できます。(RTTYモード)
] diddle on
[ diddle off
~ pause
%T UTC time
%t UTC time
%D UTC date
$greeting$の設定
設定したいマクロボタンの上でマウスを右クリックします。
-112-
Greeting Macro setupをクリックします。
-113-
相手のローカルタイムが判別できない場合はDefault greetingsで設定したテキストを送出します。