無線機とPCの接続
一般的には、PCにシリアルポートが装備されなくなっています。マザーボード上にシリアルポート端子が用意されいれば、シリアルポート増設パネルを購入し利用することは出来ますが、マザーボード上にシリアルポート端子が無ければ断念せざるを得ません。一方、新しい無線機は、CAT、USB Audio CodecをサポートしたUSBポートが装備されるようになっています。IC7610を使った設定例はCATをご覧ください。
CAT
・ PCにシリアルポートがあり、無線機側にもシリアルポートがある場合は、直接RS232Cケーブルで接続します。
・ PC側にシリアルポートがあり、無線機側には無線機特有の端子、例えばCI-Vしか無い場合は、途中に何らかのインターフェースが必要となります。無線機の取扱説明書をご覧下さい。
・ PC側にUSBポートがあり、無線機側にシリアルポートしか無い場合は、シリアル/USB変換アダプタを経由して接続します。
・ PC側にUSBポートがあり、無線機側にもCATがサポートされたUSBポートがある場合は、そのままUSBケーブルで接続します。
・ 使用可能なCOMポート数は、最大256です。ver3.50では、最大16でした。
サウンド
・ PC側のsound IN/OUT端子を使う場合は、無線機側のsound IN/OUTを接続します。
・ PC側のUSBポートを使う場合は、
a) 無線機側のsound IN/OUTをUSB Audio アダプタ経由で、PCのUSBポートに接続します。
或は、
b) 無線機側のUSBポートがUSB Audio Codecをサポートしている場合は、そのままPCのUSBポートに接続します。
USBケーブルへの回り込み対策
場合によってはUSBケーブルへの回り込みにより、CAT、USB Audio Codecの動作異常が発生するかも知れません。代表的な対策として以下のようなことが考えられます。
・ USBケーブルを短くする。
・ コアを挿入する。
・ USBアイソレータを挿入する。
・ シールド効果の高いUSBケーブルを使用する。
筆者の場合、最も効果的であったのが、"シールド効果の高いUSBケーブルを使用する"です。但し、それぞれの環境により効果的な対策が異なるでしょう。(パワー、アンテナ、他の回り込み対策の有無等々)
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